リアル主義だと都合が悪い

仕事の事を真っ直ぐに考えています。真っ直ぐに。

ブラックだと言う前に働くを考えてみる

年末年始にあれこれ考えて転職する人が多いのだそうだ。

自分も勿論考えた。そこそこの年齢になってきて、若いころ色々思ったなあと、総まとめのような(走馬灯な!)雰囲気で。

さて、ブラック企業って言葉が一人歩きしているように思うのだけど、報道されている飲食店のような場所は少ないと思う。全ての職場が目標売上達成してないから、お前が払えやコラ~みたいな感じだったら、恐らく何かしらに皆変身していると思うんです。

そもそも、ブラック企業って言葉がグレーだよね。定義されなすぎてる。

どーでも良いけれど、自分で働き方は一度考えてみるべきなのだろうと感じてるので、考えてみた。

 

・別に遊ぶ時間はなくてもいい。

・仲間とわいわいしなくてもいい。

・頼む、PCを触らせてくれ。

・仕事がしたいんだ。

 

これ、ブラックじゃなくワーカホリックの話だろう。

で、真逆を考えてみると

 

・遊ぶ時間がほしい。

・仲間とワイキャイ ウッハーしたい。

・パソコン怖いー。

・仕事嫌いー。

 

急に、駄目サラリーマンになる。

 

って事は、ブラックだーブラックだーサンダー♪ と言う前に、やっぱり自分が働くことの意味とか意義とかを、かなりねちっこく考えて、心の奥に秘めて、奥歯噛みしめて毎日を過ごさないと、ブレブレな進み方になっちゃうよね。


そこで、せっかく2016年が何の因果か始まったわけだから、考えてみたい。

 

働く意味とか意義

・お金がほしい。

・生活をしっかりしたい。

・あまりお金で困りたくない。

・多少求められてる感ほしい。

・課金したい。

・なんかガツガツ作って認められたい。

 

曖昧だ・・・曖昧すぎる。仕様が確定しなすぎる。

まず、生活するとかお金を貰うって、仕事をする上で当たり前なので外そう。

求められてる感が欲しいは、自分の価値観とか自己満足だったりするから、外そう。

課金がしたいのは、お金があれば出来る。

最後の作りたいだけは、多少まとも。

そうか、作りたいのか。

でも、作るだけなら、別に会社に属してなくてもできるな。

もっと、今の会社で自分が仕事をする意義を、大義名分を見つけないと恐らく駄目になる。

駄目かー。オイラ駄目かー。

来年までには見つけてきます。

1年以上経過したウェブ業界のあれこれ

前回のエントリーで
デザイン業界は今後どうやって生き残っていくのか - リアル主義だと都合が悪い

 

を書いたのだけど、時間が経過して現在はどうなったのか、ウェブ関係の方々にあれこれ聞いてみると。

 

スマホ対応がガツガツ増えたので売上はあがった。

・外注したので手元にはあまり残らなかった(利益)。

・過渡期すぎて、どの技術が大切なのかがわからなくなっている。

・マテリアルデザインが良いと言われて作ってみたが、先方のマテリアル感がイマイチつかめずに、ロングシャドウがW浅野のワンレンみたいだ。

 

最後はネタですが、大抵スマホをガツガツやれるようになった事が大きく変わった点なのかな。ただ、レスポンシブという言葉がしっかり解釈されていないから、HTML一枚で超更新が楽になるッス~みたいなノリで請け負って撃沈した例は半端なく多いらしい(だろうなあ)。

 

制作はまあ時代背景があって、スタンスもあるし会社によってかなりの差があるだろうけど、賃金に関しては整備された感がある。

さて、納期前になると、心の闇なのか、スタンドの仕業か「ウェブ業界 ブラック」を検索している自分と向き合うことになる年末でした。

デザイン業界は今後どうやって生き残っていくのか

facebook元役員「プログラミングを学ぶのなら、生涯仕事に困らないことを私が保証しよう。」

の記事を読んでプログラムって儲かるんだなあと思った人が多いらしいが、確かに東京のような都市ではエンジニアの給料はあがっているらしい。私たちウェブ業界はって言うと、かなり差が開いている印象が強い。会社で行っている“横のつながりを広げようの会”では多くの同業者が集まって飲み食いするんだけど、景気自体はイイとはもっちのろん言えず、価格破壊が深刻な問題になっているっぽい。

 

価格破壊ってなんぞ?みたいな部分もあると思うのだけど、10年も前ならコーディングだけの会社でも潤ってっぽいけどここ数年は超ビミョウ。
安い、早い、普通を求める傾向がとても強くなっていると思うんですね。単価を見てみると、10年前と今の単価だと1/2くらいは差がある。フリーランスのコーダーは“月に一週間働けば食って行ける”と言っていたが、最近では“休みなくカタカタやらんと危険”となっている。

単価の問題は何処かしらが安くやっていて、日本以外でもがっつり請け負える場が増えているから、そこは競争なんだろうと割り切るしかないんだが、デザイン業界に至ってはちょっと毛色が違う単価の下がり方をしている。
色々な会社に単価のことを聞くと、大抵教えて貰えない。内容によって違うとか、大体でいいから教えてと言っても難しい。
そこで、実績を例に“この制作実例だといくら?”みたいに聞くと、教えて貰える。

デザイン業界の場合はどんぶり勘定が多すぎるかな。
そしてその末路として、単価設定が出来なくなってしまって、クオリティの低い安い会社が増え、価格競争に巻き込まれる会社も増えたみたいな事だろうね。
もっと、自分たちのクリエイティブを高くかってくれ、って言う姿勢は保った方がいいんじゃないんかな。

 

なかなかイイ感じの人材が集まらない

会社にイイ感じの人材が集まらない。

ウェブ系の会社なんだけど、オタクっぽいのと甘えた感じのと、“若い子を取ろう”という社内の何がしとはさっぱりマッチしてないんだよね。

最初はアルバイト採用でイイ感じになったら社員採用みたいな、いわば研修期間とは少し違う“気合入れて学ばないと切るよ”というプレッシャもどうかと思うが、そこは社会の厳しさを若者に教える意味で少しは仕方ない。

 

合計で12名くらい社長面接まで残り、後で社長が激怒していた。

私的にはそこそこ普通だと思ったんだけど、緊張であぼーんしたっぽい。

社長の言い分としては“技術面がさっぱりあかん”という事らしい。

社長は元々技術職だっただけに、きわどい質問をしていた。

そんなこと無いだろうと思っていたのだけれど、採用になった新人の教育をしていて“人間初回にもほどがある”レベルだった。

 

挨拶が出来ない。

新人は大抵言われるよね。でも、一般的な出来ないレベルではなくて、コミニュケーションだと思ってないっぽい。

上司が“イイ天気だねー”と言ってもハイで終わり。

見向きもしない。

え?若い子ってこういう感じ?的な。

 

時間通りに来ない。

2ヶ月で遅刻していない回数が4回くらい。1分とか2分とかの遅刻が毎回で、疲れのたまりそうな週末へ向けて1時間くらい遅刻する。

融通がきかない。

これも新人はよく言われるだろう。かなり古くから言われ続けているから伝統みたいなもんだ。気になるレベルで言うと、“コップに水入れてきて”と言う指示で、

水どこにありますか?

どうやってコップに入れますか?

入れたた持ってきますか?

レベルの質問が多い。さっさと入れて来いなんて言った日には、水を止めずに戻る。

“え?だって言われてませんよ、水を止めろとは”と言う反発。

 

自分が大好きでとても大切。

会社の方針とか上司の何かではなく、自分の指標ばかり。

皆で早く出社してさっさと終わらせようみたいなノリの時に、一人だけ“早くきたら早く帰れますか?”っつーよくネットで出る駄目新人と同じセリフ。

お前、まだプロじゃねーし。まだ半人前なんだから苦労しなさいよ。

 

 

と言う愚痴が延々と出てしまうのだけど、要約すると誰をとってもこういった事が起きるから、未経験不可という会社が増えるんす。