リアル主義だと都合が悪い

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デザイン業界は今後どうやって生き残っていくのか

facebook元役員「プログラミングを学ぶのなら、生涯仕事に困らないことを私が保証しよう。」

の記事を読んでプログラムって儲かるんだなあと思った人が多いらしいが、確かに東京のような都市ではエンジニアの給料はあがっているらしい。私たちウェブ業界はって言うと、かなり差が開いている印象が強い。会社で行っている“横のつながりを広げようの会”では多くの同業者が集まって飲み食いするんだけど、景気自体はイイとはもっちのろん言えず、価格破壊が深刻な問題になっているっぽい。

 

価格破壊ってなんぞ?みたいな部分もあると思うのだけど、10年も前ならコーディングだけの会社でも潤ってっぽいけどここ数年は超ビミョウ。
安い、早い、普通を求める傾向がとても強くなっていると思うんですね。単価を見てみると、10年前と今の単価だと1/2くらいは差がある。フリーランスのコーダーは“月に一週間働けば食って行ける”と言っていたが、最近では“休みなくカタカタやらんと危険”となっている。

単価の問題は何処かしらが安くやっていて、日本以外でもがっつり請け負える場が増えているから、そこは競争なんだろうと割り切るしかないんだが、デザイン業界に至ってはちょっと毛色が違う単価の下がり方をしている。
色々な会社に単価のことを聞くと、大抵教えて貰えない。内容によって違うとか、大体でいいから教えてと言っても難しい。
そこで、実績を例に“この制作実例だといくら?”みたいに聞くと、教えて貰える。

デザイン業界の場合はどんぶり勘定が多すぎるかな。
そしてその末路として、単価設定が出来なくなってしまって、クオリティの低い安い会社が増え、価格競争に巻き込まれる会社も増えたみたいな事だろうね。
もっと、自分たちのクリエイティブを高くかってくれ、って言う姿勢は保った方がいいんじゃないんかな。